NPO法人 家棟川流域観光船 について

NPO法人家棟川流域観光船が目指すもの

びわ湖に流入する河川の一つである家棟川は、希望ヶ丘文化公園にその源流をもち、野洲市内を流れる一級河川で、市域を流れる祇王井川、童子川や中の池川など約8割の河川が流入し、びわ湖へと注いでいます。
しかしながら、野洲の市街化の進展に伴い、市街地や水田等からの濁水の流入、ゴミの投棄、河口部のヨシ帯消失や在来魚介類の減少など、家棟川流域はびわ湖の水や自然環境に関する課題の多くを抱えています。
NPO法人家棟川流域観光船は、家棟川の状況をより広く知ってもらい、ゴミがなく自然環境に恵まれた家棟川にすることを目指して、2007年に設立しました。 家棟川に屋形船を浮かべ、地元の方々が昔の経験を活かして船頭(櫓・竹竿)になってもらい、お客様には船上より家棟川の実態を見ていただく活動を実施しています。

活動内容

家棟川エコ遊覧の運航

家棟川に残る素晴らしい自然環境に触れながら、同時にびわ湖の水や自然環境に関する課題の実態を知っていただくことを目的として、手漕ぎの遊覧船運航を行っています。
遊覧はもちろん、児童を対象とした櫓漕ぎ体験、自然観察や水質検査、経験・知識豊かな船頭による川やびわ湖の環境および地域の歴史についての語り、湖魚を使った野洲の伝統食「漁師料理」を提供し、楽しんでいただくことで、家棟川流域のくらしや自然環境に対する取り組みへのPR活動を行っています。

 

ビワマスプロジェクト

家棟川・童子川・中ノ池川にビワマスを戻すプロジェクトは平成27年(2015年)8月に結成されました。野洲市内を流れる家棟川流域にかつてのように琵琶湖固有種であるビワマスを戻す取り組みを通じて、自然環境の保全や地域活性化につなげていく活動を行っています。このプロジェクトには市民、企業、行政各機関や専門家が協働し、産卵床の造成や魚道の設置、違法捕獲の監視、稚魚の調査に向けた検討や取り組みを進めています。

 

野洲市農山漁村活性化推進プロジェクト

当法人は「野洲市農山漁村活性化推進協議会」の代表団体となり、内閣府からの委託を受けて以下の事業を行いました。

  • <山>
    • 山仕事の人材育成の取り組みとともに、漁業者や市民が参加する里山の森づくり「漁民の森」の整備
    • 山仕事への市民参加とともに、里山散策道の整備をはじめ、市民が気軽に里山に入ることができる環境づくり
  • <川>
    • 手漕ぎ屋形船のエコ遊覧、船頭が地域の自然環境の語り部となる取り組みのPR
    • 地域や小学校での「ホタルの学校」の開催や、里川でホタルの棲める環境づくり
  • <田>
    • 湖魚が産卵・成育できる水田環境を取り戻すための魚道整備、「魚のゆりかご水田」推進活動
    • 「魚のゆりかご水田」で収穫したお米の『魚のゆりかご水田米』ブランド化事業PR
  • <びわ湖>
    • びわ湖の水質改善と稚魚の生育場となるヨシ群落を再生するための住民参加によるヨシ苗の植栽活動
    • あやめ浜の湖底に堆積したヘドロを除去し、シジミが生息できる砂浜環境を復活するための取り組み
  • <環境学習>
    • 砂浜学習会の開催、山・川・びわ湖の生態調査の実施
    • 水フォーラムを開催し、活動内容を広く市内外に紹介するとともに水環境の大切さを学習
    • 収穫祭を開催し、地産地消を推進

「NPO法人家棟川流域観光船」が環境大臣表彰を受賞!

NPO法人家棟川流域観光船が、平成29年度地域環境保全功労者表彰(環境大臣表彰)を受賞。
これは、同法人が継続した河川清掃活動や水環境保全意識の醸成をめざしたエコ遊覧の運航、生態回廊の再生を目的とした生態調査、ビワマスを戻す取り組み等を実施し、河川環境保全に多大な貢献をしたことが評価されたものです。

「びわ湖の水と地域の環境を守る会」近畿地方整備局長表彰受賞!

びわ湖の水と地域の環境を守る会が、平成29年度海をきれいにするための一般協力者の奉仕活動表彰(近畿地方整備局長表彰)を受賞。

当該団体は、地域や企業と協力して河川や琵琶湖の清掃活動を年間通じて行い、大型漁船を用いたごみ回収を年間5~8回、地域住民や事業所との協働によるごみ回収を年間数十回実施されています。この地道ではありますが、継続した取り組みに対して評価されたものです。

野洲市グリーン・ツーリズム

農水省の都市農村共生・対流総合対策交付金を受けて、「食」を活用し観光と連携したグリーン・ツーリズムに取り組んでいます。

  • <農漁業体験>
    • 放置された農地を利用した体験農園に取り組み、サツマイモ掘り体験と農家の方々との意見交換の実施
    • 漁師さん指導による刺し網や投網による魚とり体験、ベテランの船頭さんによる櫓漕ぎ体験の実施
  • <創作料理>
    • 湖魚や地域で収穫されたこだわり農産物を材料にした創作料理の開発
  • <地域資源の調査>
    • 地域のこだわり農産物や「ものづくり」のお店の掘り起こし
    • 伝統食「鮒ずし」を味わう会の開催、鮒ずしの魅力と大切さのPR

法人概要

法人名 NPO法人家棟川流域観光船
所在地 〒524-0202 滋賀県野洲市菖蒲262-182番地
電話番号 077-589-5215
FAX番号 077-589-5215
設立 2007年4月
代表者 松沢松治
スタッフ数 非常勤職員1名、ボランティア42名
会員数 42名
活動分野 持続可能な地域づくり、環境教育・ESD
活動理念 市民や観光客へ、山・森林・田畑・河川・びわ湖保全や観光船の運航に関する事業を行い、環境保全や町おこしに寄与することを目的とする。